ブログ記事の書き方、知りません。(YouTube広告)(コピーの本)

オンライン学習やYouTube動画でIllustratorとPhotoshopを学習しています。当然のことながら、テキストがなく、動画の説明を文字起こし、スクショを撮って、テキストを作らなければなりません。非常に手間がかかり頭を悩ませています。もちろん、ひと昔に比べ、随分と学習しやすくなったことは言うまでもありません。

YouTubeの広告について

YouTubeの広告収益は、広告主が広告掲載料をYouTubeに支払い、YouTubeから動画投稿者へ支払われる仕組みとなっています。そのメリットにはセグメントなどが挙げられます。他方、デメリットに触れらることはないと思われます。動画の途中で挿入されるわずらわしい広告は、テレビで明らかになった事実とよく似ています。

テレビの番組が盛り上がってきた時にMCが発する常套句に「正解はCMのあとで」「最新情報はこのあとすぐ」という言葉があります。話題に一息ついたところで放送する「一段落CM」に対して、榊教授が「山場CM」と命名しました。その、「山場CM」の多い番組は、視聴者に不快感を与えていることが、榊博文・慶応義塾大教授(社会心理学)らの調査で明らかとなり著作で発表されています。

榊研究室は、2002年に慶大通信教育部、文学部の727人を対象にアンケートを実施しました。参加者の半数近くは20代で、次いで30代が多くいました。

調査では、「山場CM」の印象について、強い肯定から強い否定まで九つの段階に分けて問いました。
「不愉快」について86%が肯定しました。このような手法の繰り返しには、74%が「イライラ」すると回答しています。

山場CMを使ったTV番組について84%が「交換が持てない」と回答しました。山場CMの商品について42%が「好感が持てない」とし、34%が「買いたくない」という結果となりました。「どちらともいえない」はそれぞれ60%前後あり、それを除けばマイナスの評価が大半をしめました。

「一段落CM」と「山場CM」を比較すると、「商品を買いたくない」で3.8倍、「商品を覚えていない」も2倍と、本来ある広告効果を打ち消していました。

また、日本と欧米の「山場CM」を2002年から2003年に比較しました。各国の代表的な3番組を録画して比率を調べた結果、日本の40%に対しアメリカは14%でした。CMのタイミングが法律で規定されているイギリスは6%、フランスにいたってはゼロという結果になりました。

言わずもがな、YouTubeは「山場」にCMを入れているわけではありません。また、視聴者に「広告なし」で動画を楽しめるYouTube premiumが有料で用意されいます。その登録を誘うコピーには、「広⁠告⁠な⁠し⁠で⁠動⁠画⁠の⁠再⁠生⁠を⁠続⁠け⁠る⁠こ⁠と⁠が⁠で⁠き⁠ま⁠す⁠」と、うたわれていて、YouTube側は広告が視聴者のストレスになっていることを自覚が垣間みえます。

日本FP協会※1まとめ 2020年小学生の「将来なりたい職業」ランキング 第14回 男子児童 の6位にユーチューバーが選ばれ、2年ぶりにトップ10にランクインしました。TVで破綻した広告の仕掛けをYouTubeに持ってきていると考えるため、子供たちが将来の職業として扱ってよいのか懐疑的です。

(参照:2007年11月06日 朝日新聞夕刊)
※1 協会名:特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会

2021年9月5

まとめ

TVCMの変遷を書いてまとめに変えさせていただきます。

過去、2011年に地上デジタル放送が開始された時、三菱電気や東芝が発売しているBDレコーダー(ブルーレイ・ディスク録画再生機)や録画機能内蔵テレビに搭載されている「CMオートカット機能」というCMを自動で飛ばして再生する機能を廃止しました。当時の民放連、広瀬道貞会長は2010年11月の定例記者会見で「看過するつもりはない。民放の経営を危うくするので困る」と発言しており、日本民間放送連盟が広告料収入に影響を与えるとして問題視していました。これに三菱電気や東芝が配慮した格好となったようです。

2015年1月より視聴率調査会社「ビデオリサーチ」がタイムシフト視聴率の提供を開始しました。タイムシフト視聴率は、録画視聴率、録画再生率、録画再生視聴率とも呼ばれています。提供されるデータは、テレビ番組を録画し、放送日から一定の期間内に再生された試聴した人の割合を表したものです。

民放各社は、ドラマ、映画、アニメといった「録画でじっくり見たい番組」を増やすことや、録画でCMをスキップされない工夫を求められています。

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